僕はみきお、みんな元気?最近さ、母ちゃんが体調悪くてね、僕、心配なんだ。「更年期だからね」って母ちゃんは言うんだ。頭が痛かったり、急にのぼせたり、めまいがすることもあるみたい。でもね、食欲はあるみたいだから、重病ではないよね。歳には勝てないってことかな?すぐそばで見ていると、僕まで辛くなってくるよ。
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毎日の家事は、いつも通りにできている。僕のお世話も忘れることはない。なんだか元気がないんだよね。そんな母ちゃんを見ていると、2年くらい前に、すごい熱を出して寝込んだ時のことを思い出すよ。
最初に熱を出したのは、姉ちゃんだったな。母ちゃんが、何度も熱を測ったり、お粥を作ったり、布団の調節をしたりして看病してた。僕は、すぐそばで、その様子を見ていた。姉ちゃんの顔は真っ赤で、息がいつもと違って速かった。パッと見てすぐに今日は大人しくしていないとダメだってわかったよ。
2日くらいで、姉ちゃんは復活した。あんなに熱を出していたとは思えないくらいに元気になった。その様子を見て、僕はほっとした。
それも束の間、今度は父ちゃんと母ちゃんが熱を出した。父ちゃんは熱が出ていても、そんなに辛そうではなかった。
だけど、母ちゃんは顔を真っ赤にして、ハアハアと速く息をして、ずっと目を閉じたままだった。僕が近くで鳴いても気づかないんだ。姉ちゃんの時も、すごく心配だったよ。心配だったけど、熱を出した母ちゃんの顔を見ていると、悲しくて不安で仕方がなかった。僕は、どうしたらいいかわからなくて、姉ちゃんのそばにずっとくっついていた。
僕は、何度も母ちゃんの顔を覗きこんで、匂いを嗅いだり、手でほっぺたを触ったりした。寝ている母ちゃんの横に付き添って、一緒に寝た。
僕にできることってなんだろう?僕は考えた。そうだ!僕の大切で大好きなものを母ちゃんのお見舞いに持って行こう!
母ちゃんの枕元に、僕の宝物『えび天』を、そっと置いた。真っ赤な顔をした母ちゃんは、まったく気づかず寝ていたよ。
僕の宝物の『えび天』は2つある。初代と二代目だ。その大切な『えび天』を2つとも母ちゃんの枕元に持って行ったんだ。僕からのささやかなお見舞いだよ。早く良くなるようにってね。
母ちゃんが熱を出して3日目のお昼頃、母ちゃんが寝室から起きてくる気配がした!「みきおさーん、お見舞いの『えび天』を2つもありがとうございました!」その手には『えび天』が2つ握られていた。
「みきおさん、すごく心配していたんだよ!」と姉ちゃんも嬉しそうに笑って言った。僕は、2人の間をゴロゴロスリスリしながら、大喜びして行ったり来たりした。
母ちゃんは、僕が母ちゃんの様子を何度も看に行っていたことを、うっすら知ってたみたいなんだ。「みきおさんは、看護師さんみたいだね」って言うんだ。ちょっと恥ずかしいな。ヘヘヘへへ。
やっぱり、家族みんなが、笑顔で元気なのがいちばんだね!
姉ちゃんも母ちゃんも、もう熱を出さないでね。僕、すっごく寂しくて悲しかったんだからね。
でもさ、万が一の時には、この『ナースマンみきお』がそばについているから、安心して!『えび天』でも『ハニワくん』でも『サメくん』でも、なんでもお見舞いに持って行くよ。まかせて!いざという時のために、僕も病気をしないように体を鍛えなきゃ!頑張るよ!じゃあまたね、ニャンバーイ!
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