車中泊!

その他

僕はみきお、みんな元気?みんなは『車中泊』したことある?僕は、車の中でお昼寝くらいはしたことあったけど、ひと晩泊まったことはなかったんだ。その僕が、ついに『車中泊』デビューしたんだよ!

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今年に入ってから、ドライブの楽しさを知った僕が、今度は『車中泊』するんだよ。すごくない?!でも、初めての『車中泊』だから、途中でイヤになっちゃうかもしれないよね。そういう時にもすぐに対応できるように、家のガレージで『車中泊』したんだ。

夕方から、母ちゃんと姉ちゃんがなにやら忙しそうにしていたんだ。車の中にお布団やライト、僕のトイレまで運んでいた。そのうえ、お水やカリカリまで準備していたんだ。今から出かけるのか?そう思った僕は、一応おしっこを済ませておいたよ。

晩ごはんを食べて、歯を磨いたら「さあ、みきおさん、行くよ!」ハーネスをつけて、僕と姉ちゃんと母ちゃんは、車に乗り込んだ。

車に乗ってびっくりした。窓には断熱のシートがはめ込んであるし、フロントガラスには、カーテンがひいてある。おまけに、ドライブの時に僕がくつろぐ後部座席に、布団が敷いてあるんだ。

ライトをつけて、薄暗い車内で、姉ちゃんと母ちゃんは、いつも通りにパソコンやタブレットを触り始めた。僕は、おひさまが沈んで真っ暗な時間に外に出たことがないから、怖いようなワクワクするような不思議な気分だった。

フロントガラスから外を見ると、庭の木が揺れていて、結構風が強いのがわかった。遠くに車のヘッドライトが見えて、ちょっと霧が出ていたのもわかった。夜の外は、こんな感じなんだなぁ。寝ている場合じゃないな。僕は、まったく眠くならなかった。それどころか、感覚が冴え渡っていた!

日付が変わった頃、姉ちゃんが寝始めた。どうやら母ちゃんは、僕に付き合って起きていてくれるみたい。僕は、ずっと車の外を見て、風の音や、かすかな光に神経を集中させたていた。そのとき、遠くで「ニャーニャー」っとニャンズの鳴き声がした。こっちに近づいてきたら、僕も大声で鳴いてあいさつしようと思って、心の準備を始めたんだ。

かなり近くまでニャンズが来ているのがわかった。でもまだ姿が見えない。もう!じれったいなぁ!「ニャオーン!」我慢できなくて、僕は大声で鳴いた。「どうしたの?みきおさん」寝ぼけ眼の姉ちゃんが言ったけど、僕は今、それどころではない。車の外に全集中だ!

残念なことに、それ以降ニャンズの声は、まったく聞こえなくなっちゃった。母ちゃんは「どこかに行っちゃったみたいだね」って言うんだ。やっぱりそう思う?急に眠くなった僕は、母ちゃんの布団に潜り込んだ。はぁ〜あったかいなぁ。

少し眠った頃に、バイクの音がして目が覚めた。新聞配達のおじさんだ。僕はあわてて布団から出た。まだ外は暗かった。「みきおさん、まだ4時だよ」と母ちゃん。二度寝をするために、僕はまた布団に入った。

30分くらい寝たかなぁ。うんこがしたくなって起きた。初めての『車中泊』でうんこがしたくなるなんてぼくって大物?母ちゃんが、素早くうんこを片付けてくれたけど、狭い車の中は、うんこ臭が充満したよ。ははははは…。

スッキリしたから、母ちゃんの布団の中で3度寝を始めた。うんこした後って、よく眠れるんだよね。

「もう起きようか?」母ちゃんに言われて外を見たら、少し明るくなっていた。ハーネスをつけて家の中に戻った。

いゃ〜、家は広くていい!3人でフィットの中で寝るのは、ちょっと狭くない?僕と母ちゃんは、かなり寝不足だ。ん?母ちゃんの寝不足は僕のせい?ごめんね、僕がワクワクしすぎちゃったね。

夜の外の世界は、おもしろかった!たまには『車中泊』するのも楽しいね。またフィットに泊まろうよ!今度は、熟睡できると思うよ、母ちゃん!じゃあまたね、ニャンバーイ!

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